SPECIAL MESSAGE
ミズノマシナリーの未来と社員への約束
社長×常務が語る、ものづくりへのこだわり
「自分の限界を超えるものづくりに挑み続ける」。ものづくりの精鋭エンジニアが集うミズノマシナリーとは一体どんな会社なのか。技術者でもある水野社長とトップ営業マンである村田常務に、それぞれの視点から見た、ものづくりにかける熱い思いを語ってもらいました。
対談者紹介
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水野文政
代表取締役/1972年新卒入社
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村田和也
常務取締役/営業部 2016年中途入社
ものづくり好き集まれ。ものづくりの真の面白さを感じてほしい。
ーーミズノマシナリーが行うアルミ高精度加工部品製造とは、どういった事業でしょうか。
水野社長:
昭和38年に「水野鉄工所」として創業し、当初は鉄の切削加工を行っていました。1996年からは切削加工の技術を生かし、新たにアルミ高精度部品の生産にも乗り出しました。経営理念にもある「当社にしかできないものづくり」を追及しようと、2018年にアルミ高精度部品の生産に絞ることに決めました。
ーー当社が制作したアルミ高精度加工部品というのは、例えばどのような製品に使われているのでしょうか。
村田常務:
メインは、半導体の製造装置を構成する部品になります。当社の製造した部品は、ほとんどが機械の内部に組み込まれており、消費者が目にすることはありません。目に見えなくとも、これらの部品が、私たちの日常生活を見えないところで支えてくれているんです。
ーー知らず知らずのうちに私たちもお世話になっていたとは…。
村田常務:
昨今では、ものづくりの概念が大きく変化しつつあります。例えば、プログラマーのような華やかなイメージが先行しているなと。
当社が行うのは、部品製造というものづくりです。華やかではありませんが、ものづくりには必要不可欠であり、根幹を担う重要な部分です。ぜひ、ミズノマシナリーの現場を見に来て、当社にしかできないものづくりを肌で感じてください。「ものづくりってこんなことができるんだ」「こういうものづくりの形もあるんだ」と、ものづくり本来の面白さを知ってもらえると嬉しいですね。いつでも喜んでお待ちしています。
終わりなき挑戦。変化を恐れない姿勢があってこそのいま。
ーー他社に追随することなく、独自のスタイルを確立させてきたということですね。そんな当社ならではの強みを教えてください。
水野社長:
他の会社にはない、高い技術力とオリジナリティのあるものづくりだと自負しています。
「何か、人と変わっていたい」。 当社のこだわりは、経営理念にあるこの一言から始まります。 どうすれば他より良い製品が作れるのかを考え、そのための技術を伸ばし続ける。これこそ、ものづくりの基本であり、仕事の面白さであると考えています。
ーーものづくりの本質を追い求める、まさに技術者らしい考えですね。営業マンとしての目線から見て、いかがですか。
村田常務:
なんといっても社員の皆さん、そして熱意ある技術者の皆さんですね。
当社では、絶えず挑戦しようという企業文化を大切にしています。営業マンとして、いくら高難度の案件を受注することはできても、最終的に製品として仕上がってそこで初めて評価に値します。どうすれば実現できるか意見を出し合い、形にすることは技術者たちにしかできません。当社には、どんな高難度の案件にも、主体的に考え、連携して乗り越えることができる社員たちが集まっています。個人でもチームでも力を発揮できる、そんな社員の皆さんが当社の誇りです。
ーー技術者も営業マンも、部署の垣根を越えて誰もが尊敬し合う、そこから生まれる信頼関係の強さが伝わってきました。これから共に働く仲間には、どんな人材を求めますか。
水野社長:
「より困難で自分の限界を超えるものづくりに挑み続けることで、社員が自身の成長や喜びを実感できることを目指す」。この経営方針にもある通り、「より難しいことに挑戦しよう」「チームでいいものを作ろう」という積み重ねが、社員自身の成長につながると信じています。
そして、これこそが当社のものづくりの考え方そのものを表しています。ものづくりが好きで、この想いに賛同してくれる方と一緒に働きたいですね。ものづくりへの熱意がある人であれば、誰でも大歓迎。ぜひ一緒に働く仲間として、難易度の高いものづくりに挑戦した先にある、成功する喜びを共有したいですね。
ーー社長も社員も、共に成長を目指す当社ならではの教育制度や環境はありますか。
水野社長:
会社として社員に成長してほしい、という思いを強く持っています。そこで、社員は半期ごとに個人や部署ごとに目標を細かく設定し、その達成を目指して日々業務にあたっています。
ーー一人一人が当事者意識を持ち、課題解決に向けた自発的な行動力を求められているということですね。
村田常務:
この他にも、入社後の新人教育においては、各個人の知識や能力に応じた研修内容を設定しています。当社の技術者たちは、機械工学出身者をはじめ、機械工学以外の理系出身者、はたまた文系出身者まで、その経歴は様々です。共通しているのは、ものづくりが好きだということ。特別なスキルや資格を持っていなくても、ものづくりが好きな気持ちがあれば、当社の技術者として積極的に受け入れています。
また当社の現場では、海外メーカーの複雑な機械を扱っています。在学中に機械加工の知識を学ぶことはできても、機械を扱う経験まではめったにできません。そういう意味では、誰もがスタートラインは同じです。出身学部や学科の違いから、技術者を諦めたり不安を感じる必要はありません。ものづくりが好きな気持ちを尊重し、一人一人に合った研修内容やフォロー体制を万全に整えて、お待ちしています。自信を持って技術者になる夢を叶えてください。
現状の壁を破る、働き方改革。社員の暮らしを守るのが会社の使命
ーー社員一人一人を大切にする姿勢が伝わってきました。教育制度のほかにも、社員の働きやすい環境づくりのために会社として取り組んでいることはありますか。
村田常務:
社員の健康を守り、安定して働いてもらうため、勤務時間は日中に限定しています。以前は夜勤のようなシフト制も行っていましたが、経営理念にもあるように、現社長と専務の強い思いから、日中の勤務体制が実現しました。たとえ繁忙期であっても、夜に来て朝に帰る、というような働き方は決してありません。
ーー製造業というと、不規則なシフト制で常に工場が稼働しているイメージだったので、正直意外でした。規則的な勤務体制であれば、プライベートも充実させながら健康的に働くことができますね。一方で、製造業というと、まだまだ男性の職場というイメージが根強くありますが、女性の働きやすさや活躍のために行っていることはありますか。
水野社長:
やはり世間的には、この業界は男性が多いというイメージがあります。しかし、当社においては、男性も女性も分け隔てなく働いてくれています。もちろん待遇についても、男女間で差は一切ありません。
村田常務:
2021年に当社に新しい設備を導入した際には、女性の技術者をその機械の担当者として抜擢したという実例もあります。会社や社員の成長につながることであれば、性別や年次に関係なく、やってみようというのが当社の姿勢です。やりたいことをやりたいと言い合える、総勢47人と少数精鋭の当社ならではの風通しの良さが魅力です。そして、頑張りたい気持ちのある人を全力で応援したいという思いを持った、親しみやすい仲間たちが集まっています。
ーーいまの当社があるのは、社員の熱意とその結果があってこそですね。まだまだ成長を続ける当社の目指す会社像を教えてください。
水野社長:
技術力に天井はありません。技術者一人一人の勘とセンスに磨きを掛けながら、先輩から後輩へ脈々と技術を伝承していく。そして、半導体業界にとどまらず高みを目指せる会社でありたいと思っています。
そのためには、難易度の高い仕事を着実にこなし、技術を確実に自分たちのものにしていかなければなりません。CAD/CAMも効率的に利用しながら、差別化も図ったより付加価値の高い製品の提供に努めていきます。
村田常務:
お客様から絶対的な信頼を得られるサプライヤーを目指します。
お客様のあらゆる困りごとを技術力で解決し、それに見合った対価をお客様から頂けるような会社にすることが目標です。そして、従業員の皆さんに対して給料やボーナスの支給として還元する。利益を循環させることで、社員が求める待遇以上の労働環境を整えることが自分の役目であると考えています。
ライフワークバランスの重要性が再認識される中、プライベートの充実は働くこと以上に重要になってきています。「中小企業だから労働時間が長くて給料が安い」と言われるような会社にはしたくないというプライドがあります。労働時間や給料以外にも、会社が社員のためにできることはまだまだあるはずです。安易に前例を踏襲することなく、時代に合った変革を進めていきます。
最近では、富山の良い人材がどんどん地元から流出していることにも危機感を覚えています。ミズノマシナリーは、魅力ある企業としての地位をこの富山で確立させていかなければいけません。絶えず変化を恐れず、海外にも活躍の場を広げていきたいと考えています。
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